ノスタルジックと熱湯

 釣り旅の途中で昭和の懐かしさを写しだす街に出会った。見上げると温泉の看板が見え釣りの疲れを癒そうとさっそく温泉銭湯「若松会館」へ、いざ。

料金を払い着替えて浴槽へ向かうと地元の人なのか結構人がいる。さっそく身体を流して入る「無理だ・・」無理・・・熱すぎるのだ。こんなに熱かったら火傷するだろうと思うくらい熱い。浴槽の中心にでかい水の蛇口があるので盛大にいれていると「入れるな」と年配の方に笑われながら注意された。「これぐらいで熱いことないだろう、もっと熱い日もあるんだぞ」と言いながら浴槽から上がった身体は、この人何か悪い事でもして「五右衛門風呂」にでも入ったのかと思うぐらい、真っ赤というか赤黒く変色しいた。それを見て僕は素直に洗い場だけで済ませ、この温泉を後にした。

追記:2021年の今でもこんなに熱いお湯に入ったことがありません。