山葡萄は酸っぱいよ

 まだ熟れきっていない山葡萄を食べながらあたりを見回すと、あぜ道には干された稲穂が黄金に輝きながら揺れていた。そして乾いた頃合いを見計らって熊が食べに来る。でもさすがに山葡萄は酸っぱいな。